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kabu
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非常識ビジネススキル論(その3)
-日経BP引用-
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非常識仕事術 その3 「捨てない戦略」の仕事術

「時間がないから勉強できない!」。そういう声への処方箋の第一が、「時間がない
時だけ勉強できる」という逆説的仕事術への意識改革の要請である。そして、そのた
めには精神の安定が何よりも大事であり、“Hot Head, Cool Heart”の仕事術が生き
るという話を以前に書いてきた。

こういう非常識仕事術をマスターすると、仕事の仕方が本当に非常識になる。筆者は
戦略コンサルタントである。「戦略とは捨てること」と説いて回っている。常識的に
は、仕事術の根幹も、仕事に優先順位を付けて、いらない仕事を捨てろ!と教えてい
る。こういう仕事術は、正しいが初級・入門レベルの仕事術に過ぎない。例えば、戦
略に15年も接してきた中級者の筆者の実態は、こうした教えとは程遠い。とにかく、
外から見ると「捨てない」仕事術を実践しているとしか見えないらしい。あれもこれ
も、何でも引き受けているように見えるようだ。

筆者の仕事術の基本は、実は「捨てない戦略」の実践である。自分を忙しくするため
に捨てないという判断をすることも多い。むしろ、ギリギリまで自分を忙しくするこ
とが大事であり、そのために仕事をできうる限り飲み込もうとするのである。それ
は、忙しくないと勉強もしないし、仕事の質もよくならないからである。ただし、
その後ろには焦らないで自分をマネジメントできる習慣が身に付いていることが必要
であることは言うまでもない。そして、ある程度、発散するにまかせてから、仕事、
勉強の絞込みをするようにしている。そういう意味では「捨てる戦略」の実践もして
いる。しかし、その前に「捨てない戦略」の実践をしていることが前提になってい
る。

筆者が、若者などを見ていると、すでに抱えすぎていて、身動きが取れなさそうな人
が多い。だからそういう人に向けて、まずは絞れ、捨てるのが戦略であるという教科
書的、常識的仕事術をアドバイスしている。しかし、中級者以上になれば仕事術の原
則も当然変わってくる。

新しい職場で、新しい仕事をする時を考えてほしい。いきなり、絞り込むのは無理で
ある。まずは、何をやっているのかを把握するためには、あれもこれも眺めてみない
ことには分からない。新しいプロジェクトをやる時も同じである。関係がありそうな
テーマは、柔道の乱取り稽古のように走り回って接してみることが必要である。これ
を拡散の段階と呼んでいる。そして、ある程度拡散しながら現場勘を付けたところで
絞込みに入るのが重要である。捨てる戦略の実行である。こうした、拡散と収束のプ
ロセスを意識的にまわせるかどうかが、仕事術上級者へのステップであろう。いつま
でも拡散を続けたら破綻する。しかし、拡散することなく収束して絞り続けていたら
仕事の品質は上がらない。

筆者は、いつでも、この拡散と収束のプロセスを意識している。暇になりそうだと
思ったら、時間を埋めることが目的化しているような勢いでスケジュールを埋める。
拡散をしながら、仕事への緊張感を高めるためである。そして、ある程度臨界量に
拡散が達したと判断したところで収束に入る。いらない仕事を切っていくのである。
それでも暇にならないように気を付けている。こういうサイクルがうまく回っている
時にだけ自分のスキルアップの勉強も進む。その理由は、前回、前々回述べたところ
である。

周りから見ると、ただただ忙しいだけの人に見られがちの筆者であるが、実は、綿密
に考えた非常識仕事術の実践なのである。
by kadu_m | 2005-10-13 15:06 | 社会
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